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学校卒業、そして仕事

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第34回社会福祉士国家試験を103点できっと合格してるだろうなどど甘い考えを持ち、

3月の合格発表を迎え、まさかの不合格に撃沈でした。

しかし、4月からは福祉事務所で生活保護のケースワーカーの仕事が決まっていたため、

仕事をしながら母の面倒と勉強をしなければなりません。

年齢が若くないので非常勤の仕事でしたが、私にとっては初めての福祉職です。

気持ちが引き締まる思いと同時に不安もありました。

母はというとショートステイを利用するようになってからその施設に入りたいと言うようになって

私もケアマネさんもびっくりしておりました。

認知症だけで体は高血圧くらいなので要介護は1で、ケアマネさんは母がショートステイしていた

同じ建物内にある認知症グループホームの順番待ちの申し込みだけしておいてはどうかと提案してくれました。

人気の施設なので、いつ、空きが出るかわかりません。

私も仕事しながら国試の再チャレンジの勉強をしなければならなくなたため、

申し込みだけしておくことにしました。

初めての福祉職と言いましたが、私の職歴を軽く説明させていただくと

大学を出て高校の国語科の非常勤講師をし、そのあとは子育て専念で就労なし。

子どもたちの手が少し離れた頃にパートを経験し、50歳で再び会社員となりました。

この時は建築関係の会社の事務と経理をしておりました。

そこで母の認知症が進み、地域包括で社会福祉士の方に相談に乗っていただき、

社会福祉士を目指すべく、会社を退職し、一般養成科に入学し、昨年の国試は失敗、

その後、福祉事務所でケースワーカーをさせていただきました。

その間に申し込みをしていた認知症グループホームの空きが出て、審査が通り、

母はグループホームに入所してしまいました。

もうすぐ1年、母は90歳になり、今ではお友達と仲良く快適だと言っております。

しかし、認知症グループホームというのは共同生活であり、入居者の皆さんと家事などの

役割を分担して行う施設になります。

そういう特質があることを自分が認知症であると理解していない母は

夜に眠れなかった時などは次の日寝ていたいなど言い分があるようで、

不満に思うとすぐに電話が夜中でもかかってきます(^^;

入居に関しては当時のケアマネさんともよく相談しました。

本人が望んだとはいえ、母は入所して幸せなのか…最期まで私が面倒みるべきでは?

などと葛藤がありました。

私には持病があることと、何より母が望んでいること、自宅が老朽化しており、

施設の方が自然災害など考慮しても安全であること…今でも何が正解なのかわかりません。

ただ、母はいつも元気に笑っています。

そういう葛藤を抱えながら第35回国家試験は無事に合格し、今は自立促進専門員として

働いております。

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この記事を書いた人

大学卒業後、高校教師となり、結婚、出産、子育ての後、20年振りに社会人となり、その後、親の介護にて福祉職に目覚め、社会福祉士の国家試験に合格。
4月より福祉職にて就労開始。

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